FXのエントリー回数は少ない方がいい。少なくても稼げます。

どうも、名無しのトレーダーです。

もしあなたがFXでうまく勝てていないのであれば、もしかしたらそれはエントリー回数が多いことが原因かもしれません。

 

まず結論から言えば、FXは基本的には、負ける確率の方が高いゲームです。

よって、証拠金を市場に投じるエントリーという行為そのものがリスキーであるということを認識してください。

証拠金は投資における命です。命を危機にさらす回数は少ないほうがいいですよね?

 

例えばあなたが兵士だとして、敵陣にそう何回もつっこみたいでしょうか。つっこむ回数=死ぬかもしれない回数ですよね。

上司が「よくわからんが突撃ー!!」とか言ってきたらどうでしょうか。アホかってなりますよね。

どっちかというと、ここぞ!というときにつっこむべきですよね。トレードも同じです。

 

エントリーを厳選してると、必然的に回数は減る

そもそも論ですが、FXで勝てるエントリーポイントというのはそう何度も何度も来るものではありません

(適したトレード回数というのは、手法によって変わるので言及はしません。)

 

例えば僕はデイトレなのに、月に多くても2回トレードするかしないかくらいの頻度です。1年通算でも10回が平均です。

チャートが悪ければ、2か月などノートレードなことも全然あります。

それでも、しっかり年利でいえば20~100%で毎年プラスの成績になります。

 

なぜこんな少ないかといえば、それだけ厳選しているからです。

手法はなんであれ、利益がでているトレーダーはすべからくエントリーの厳選をしています。

スキャルピングのような、1日何回もエントリーするイメージのある手法でも、本当に勝てている人は「これで入らないのはおかしい」っていう形がくるまでジッと待っていることの方が多いです。

 

ここはルール的に入らねばまずい…ってところでエントリーすることを徹底していれば、必然的にエントリー回数というのは減ってしまうものです。

 

FXのエントリー回数に本質的な意味はない

① 1か月に100回のトレードで+30万円
② 1か月に1回のトレードで+30万円

あなたならどっちがいいな~って思いますか?

 

FXのそもそもの目的は、利益を出すことであって、エントリー回数を増やすことではないですよね。

極端な話ですが、1回のトレードで1000万稼いでその1年はもうなんもしない!でいいわけです。

 

逆に、100回トレードしてるのに利益が残らないというのは、超安い時給でめっちゃ働くのと同じです。

せっかく資本から効率よく収入を得ようとしているのに、それだと意味なくないですか。

 

たくさんトレードしたらそれだけ必ず儲かるみたいな、労働時間が収益に必ず直結する仕組みなら、全人類1分単位でトレードすれば貧困はなくなります。

しかしあいにくFXの世界はそうではありません。

トレード回数に比例して利益が増えるものではありません。

 

トレードしなければ利益も損失も生まれないのは間違いないとしても、トレード回数自体は何も意味がない…ということを認識しましょう。

 

FXで少ないトレード回数で稼ぐために重要な4つのステップ

  1. 損益率が高い手法で
  2. ここぞ!という形が来たら、
  3. 迷わずエントリーできるよう精度を高め
  4. lotをどんどん増やすこと

この4ステップです。

勝っている(稼いでいる)FXトレーダーのほとんどの方が、これを踏んでいます。

①損益率が高い手法

要はリスクリワードの比率です。

これが低いと、トレード回数を増やさないいけない or 勝率を上げないといけない…という問題になります。

以下の例①②、どっちのほうがいいですか?

 

例① 損失 1:利益 1 の場合で10回トレード

損切:-9pips×4回=-36pips
利確:+9pips×6回=+54pips

勝率 6 割で差し引き利益として + 14 pipsです。

例② 損失 1:利益 4 の場合で10回トレード

損切:-9pips×7回=-63pips
利確:+36pips×3回=+108pips

たった勝率 3 割で、差し引き利益として + 45 pipsです。

 

おそらく②を選んだのではないでしょうか。もしそうであれば正解です。

②であれば、2勝8敗、つまり勝率20%であっても損しません。(手数料などは考慮せず)

 

冒頭でいったように、FXは基本的に負ける可能性の方が高いゲームです。

ということは、勝率や回数をあてにしてしまうというのは、自らゲームを難しくしてしまうことになります。

 

少ないトレード回数と、低い勝率でちゃんと利益を残すためには、この損益率の考え方は重要です。

 

②ここぞ!という形が来たら

あなたのトレードに「決まった型」はありますか?

トレードするか判断する条件というかトリガーのようなものです。

 

例)前日が陽線で引けた場合、翌日も買い目線。前日高値を更新し、その高値ラインで抵抗を形成したらロングエントリー

 

「なんか上がりそうだ」「上昇トレンドで押し目を作ったぞ!これは上がる」とか、そういった感覚でトレードするのは今すぐやめましょう。

勝てているトレーダーの多くは、「こうなってこの条件が揃ったらエントリーする」といった、自分の型を持っています。

正直、損益率さえよければ型そのものはなんでもいいです。

 

ただその型にフィットしない限りは、どんなに " よさそうな " 形でもスルーします。

FXにおいては、どんな球種を打てるバッターよりも、ストレートに絞る代わりに、ストレートが来たら必ずバットを当てられる…というプレイの方が優位性が高いのです。

 

③迷わずエントリーできるよう精度を高め

上記の「型」があるならの話ですが、その型が来た時に迷わず脳死でエントリーができるレベルまで精度を高めます。

やったことあるならわかると思いますが、実際のエントリー時は

  • お金を失う恐怖
  • 自分の手法への疑念

みたいな雑念が生まれて、エントリーボタンが押せない…みたいになりがちです。僕も最初はそうでした。

 

そうならないために、自分の手法への確信と、エントリーの精度を高める必要があります。

そのために必要なものが、素振りです。

 

イチローなど一流選手も、寝る前の10分の素振りを欠かさなかったというのは有名ですよね。

だからこそ、自分のスイングに確信を持っていて、あれだけの打率が出せていたわけです。

 

ではFXでいうところの素振りってなにか?

それが練習君を使った、フォームトレーニングです。

 

①②で手法と型が決まったら、練習君で過去のチャートを流して、巻き戻しなしのリアルトレードの疑似体験を繰り返すわけです。

そうすることで、

  • 自分のエントリーの癖
  • 自分の型の改善点
  • 型の登場頻度(エントリー回数の目安)
  • 平均勝率

などのデータがとれ、そのデータがそのまんまあなたの確信になります。

また、リアルトレードよりも早く多くデータがとれるので、時短で成長できます。

 

正直いうと、勝ててないトレーダーで、このフォームトレーニングをやってないなら「そら勝てんわ(笑)」と言ってしまうくらいに本当に重要です。

 

④ lotを増やしていく

③を繰り返して、一定勝てる確信がつき、リアルトレードでも結果がついてきたらあとはカンタン。

lotを増やせばいっちょあがりです。

 

FXの利益の計算式は、獲得pips数(値幅)× lot数(レバレッジ)です。

 

しっかりとした手法や型ができていて、一定勝てるようになったのであれば、lotを増やすことで、同じ作業でそのまま利益が増えていきます。

1lotだろうと10lotだろうと、トレーダ-の労力に差はありません。投下資金が増えるだけです。

※もちろん、リスク面を考慮してlotは決めねばなりませんが、その話は一旦置いときます。

 

この、lotを上げれば同じやり方で獲得する利益は増える…というのがFXトレーダーの最大のうまみです。

この仕組みがあるからこそ、1トレードで1000万稼いで、あとはのんびり過ごす…みたいなことも現実的にできてしまうわけです。

僕が年利100%での運用ができたのも、同じ原理です。

 

まとめ

ここまで読んだら、

  • トレード回数自体には意味がない
  • FXの目的=利益を出すこと
  • 少ないトレード回数で利益を出すまでの4つのステップ

が理解できたはずです。

 

僕自身、負け続けたときは勝率60%を求め、トレード回数も多くなりがちでした。

しかし、上記の気づきを得て「とれるところだけしっかりとる」という方針に替え、素振りに励んだ結果、勝てるようになりました。

ぜひ参考にしてください。

Posted by nanashi-trader